CHIKATABI

公開 2026-08-07

お盆の空港が混む日、ANAの予約データで見分ける方法

「お盆の空港は混むから早めに行け」とよく言われますが、実際には日によって混雑の差が大きく、期間中いちばん空いている日といちばん混む日が隣り合っていることもあります。ANAが公表した2026年お盆期間(8月7日〜16日)の予約データを見ると、その差がそのまま数字に出ていました。自分の便が混む側かどうかは、日付を確認するだけで分かります。

結論:混雑は人数ではなく「日にち」で決まる

2026年のANA国内線は、お盆期間の予約数そのものは前年比97.2%とわずかに前年を下回っています。それでも混雑がなくならないのは、予約が特定の日に偏っているからです。

期間中の予約率は平均83.6%ですが、日ごとに見ると次のとおり差が開きます。

日付 曜日 予約率
8月10日 月曜 78.9%(期間中最低)
8月11日 火曜 87.8%(期間中最高)

隣り合った2日で、9ポイント近い差です。さらに行き(下り)と帰り(上り)に分けると、次のようになります。

区分 日付 予約率
下りピーク 8月8日 91.7%
上りピーク 8月16日 87.0%
8月11日(下り) 8月11日 89.2%
8月11日(上り) 8月11日 86.5%

8月11日が突出して混むのは、行きと帰りの両方向で予約率が高く、出発する人と帰ってくる人が同じ日にぶつかるためです。

方面別でも差があり、沖縄が88.7%でもっとも高く、関西は76.6%ともっとも低くなっています。同じお盆期間でも、方面によって12ポイントの開きがあります。

なお国際線は国内線と逆の傾向で、予約数は前年比100.5%と前年を上回っています。ハワイの予約率は90.7%、欧州の予約数は前年比105.7%でした。

自分が「混む側」かどうかの判定

やることは一つだけです。手元の予約を確認し、出発日か帰着日が次のいずれかに当てはまるか見てください。

当てはまらなければ、通常どおりの行動で問題ありません。特に8月10日(月曜)や8月9日(日曜)に乗る人は、期間中でも空いている側です。

当日の逆算は「出発時刻」からしてはいけない

混む側だと分かった場合、まず前日にオンラインチェックインを済ませておきます。ANAは便出発の24時間前から利用できると案内しています。

そのうえで、当日の時間配分は出発時刻からではなく、保安検査場の締切から逆算します。ANA国内線の締切は次のとおりです。

締切 目安
保安検査場の通過 出発時刻の20分前まで
搭乗口への到着 出発時刻の10分前まで

この20分前という基準は、2019年10月27日搭乗分から変更されたもので、それ以前は15分前でした(定時出発率向上のための変更)。つまり10時発の便であれば、目標は10時ではなく9時40分です。

預ける荷物があるかどうかで、必要な余裕は変わります。手荷物だけなら保安検査場に直行できますが、預け荷物がある場合はカウンターに並ぶ時間を見込む必要があります。「1時間前に着けば大丈夫」という目安は出発時刻基準であることが多く、保安検査の締切までは実質40分しか残りません。予約率が9割に近い日には、この余裕では心もとないところです。

帰りの便は行きより余裕を見る

見落とされがちなのが帰りです。行きは手荷物だけで身軽に来た人も、お土産で預け荷物ができ、行きでは並ばなかったカウンターの列に帰りだけ並ぶことになります。上りのピークは8月16日で、今期間の最後の山にあたります。

対策は、預け荷物が出る前提で余裕を積むか、お土産を現地から発送してしまうかのいずれかです。

空港までの交通手段も影響します。羽田空港は夏の多客期について、駐車場・チェックインカウンター・保安検査場の混雑を挙げたうえで、電車やバス、タクシーなど公共交通機関の利用を案内しています。車で向かって駐車場の空きを待つ時間は、当日リカバリーできません。

まとめ

ピーク日を外せば座席に余裕がある方面も多いため、日程を動かせる場合はそちらを検討する価値もあります。

出典

2026年8月時点の情報です。