CHIKATABI

公開 2026-08-12

トラリピでJALのLSPが貯まる新制度、証拠金1,000万円で100ポイントの実態

マネースクエアの自動売買サービス「トラリピ」で、2026年8月からJALのLife Statusポイント(LSP)が積算されるようになりました。「乗らずにJGCへ近づく手段が増えた」と話題になっていますが、実際の数字を見ると、証拠金1,000万円を1年動かしてようやく100ポイントという規模感です。始める前に、この規模感だけ押さえておくと判断を誤りません。

結論:LSPを目的に証拠金を積む話ではない

トラリピのLSP積算は、あくまでもともとFXを行っている人へのおまけという位置づけです。JGCの最終目標である1,500ポイントに対して、証拠金1,000万円・1年運用で得られる100ポイントは7%に届きません。FXには元本保証がなく、証拠金は評価損を抱えたまま1年を過ごすリスクもあります。LSPのためだけに証拠金を用意する必要はありません。

制度の仕組み

2026年8月3日、マネースクエアの「JALのマイルがたまるトラリピ」で、運用によってたまった「毎日マイル」「取引マイル」「JALカードボーナスマイル」の合算マイル数に応じて、LSPが積算されるようになりました。

項目 内容
積算レート 400マイルにつき1ポイント
年間上限 100ポイント
集計期間 1月〜12月(暦年)
反映時期 翌年1月頃

証拠金別のシミュレーション

マネースクエアが公開している運用イメージ(2025年4月〜2026年3月のバックテストに基づく参考値)は次のとおりです。相場状況によって数字は変わるという注記が付いています。

証拠金 累計マイル 積算LSP
100万円 5,845マイル 14ポイント
300万円 13,885マイル 34ポイント
1,000万円 63,950マイル 100ポイント(上限)

上限の100ポイントに届かせるには、証拠金1,000万円クラスの規模が必要になります。目立つのはこの証拠金の大きさであって、換算レート自体が特別優遇されているわけではありません。

なお、マネースクエアは2026年8月3日から12月30日まで「はじめてのトラリピ応援キャンペーン」を実施しており、条件を満たすと最大2,500マイルがもらえますが、公式告知には「キャンペーンによって積算されたマイルは対象外」と明記されています。このキャンペーン分のマイルはLSPには反映されません。

他の「乗らずに貯める」手段との比較

トラリピを単体で見ると規模の大きさに目が行きますが、換算レートを他の手段と並べると、特別なものではないことが分かります。

手段 換算レート
JALカード ショッピング利用 400マイルで1ポイント(2,000マイルごとに5ポイント)
JALマイレージパーク経由の買い物 400マイルで1ポイント
JAL Pay 500マイルで1ポイント
トラリピ 400マイルで1ポイント

トラリピのレートはJALカードやマイレージパークと同じ列に並んでおり、飛び抜けて有利というわけではありません。「FXをやればLSPが有利に貯まる」のではなく、「もともとFXをやっている人に、ついでにLSPも付くようになった」という位置づけで捉えておくと、証拠金の使い方を間違えずに済みます。

LSPは搭乗そのもの(国内線)や搭乗マイル(国際線)が土台になっており、トラリピのような搭乗以外の手段はその土台に乗せる補助的な積み増しです。JALカード決済やマイレージパークに加えて、JAL PayやJAL NEOBANK、JALパックといったサービスも同じ列に並んでいます。それぞれのレートは変わることがあるため、最新の条件は公式ページで確認してください。

LSPには有効期限がない

LSPは生涯積算のポイントで、有効期限がありません。今年中に急いで埋める必要はなく、JALカードでの日常決済、マイレージパーク経由の買い物、無理のない範囲でのトラリピと、積める場所から少しずつ積み上げていく設計です。年単位で判定が切り替わるANAのSFCとは、そもそも仕組みが異なります。

まとめ

出典

2026年8月時点の情報です。制度の詳細は変更されることがあるため、最新の内容は各公式サイトでご確認ください。