CHIKATABI

公開 2026-10-06

JGCプレミアがJMBプレミアに|2027年からJGC入会が不要に、マイル無期限で損をするのはThree Starだけ

2026年10月時点の情報です。

2026年9月30日、JALはJGCプレミアの変更を発表しました。2027年1月1日の搭乗分から、JGCプレミアの達成条件から「JALグローバルクラブ(JGC)への入会」が外れ、搭乗実績だけで達成できる「JMBプレミア」に変わります。

結論を先に書くと、マイルの有効期限で損をするのは、JGC Three Starでプレミアを取っている人だけです。 それ以外の人のマイルの期限は変わりません。ただし、マイル以外ではサービスセレクションやボーナスマイルなどが変わります。JGCそのものの条件は何も変わっていません。

何が変わったのか:JGCとの「つなぎ目」が外れた

JALの上級会員には、性格の違う2つの仕組みがあります。

FLY ON プログラム Life Status プログラム
貯めるポイント FLY ON ポイント(FOP) Life Status ポイント(LSP)
数える期間 1月〜12月(毎年リセット) 期限なし(生涯で積み上げ)
貯め方 搭乗 搭乗、JALカードの買い物など
段階 クリスタル→サファイア→プレミア→ダイヤモンド Starグレード(1,500LSPと対象のJALカードでJGC)
続き方 毎年登り直し JGCは対象カードを持ち続ける限り続く

この2つは本来別々の仕組みですが、1か所だけつながっていました。それがJGCプレミアです。FLY ON ポイントで基準に届いても、JGCに入っていなければプレミアにはなれませんでした。名前のとおり、JGC会員であることが前提だったわけです。

2027年1月1日の搭乗分から、このつなぎ目が無くなります。生涯の仕組みと毎年の仕組みが、上まで完全に別々になりました。

達成基準の数字は変わらない

条件から外れたのはJGC入会だけで、基準の数字はこれまでと同じです。

達成基準(いずれか) 内容
FLY ON ポイント 80,000FOP以上(うちJALグループ便で40,000FOP以上)
搭乗回数 80回以上(うちJALグループ便40回以上)かつ25,000FOP以上
時期 内容
2027年1月1日搭乗分から JGC入会の条件を撤廃し、名称がJMBプレミアに
2028年度の会員(2027年の搭乗実績)から 特典の内容が変わる
2027年度の会員(2026年の搭乗実績) 変更なし

2026年の実績で取ったプレミアは、何も変わりません。急ぐ話ではありません。

マイルの有効期限:損をするのはThree Starのプレミアだけ

これまで、JGCプレミアの期間中は、持っているマイル全部の有効期限が無くなっていました。2028年度から、JMBプレミアはこの対象から外れます。代わりに、持っているStarグレードとJALカードに応じた期限が適用されます。

立場 2028年度以降のマイル有効期限
JGC Four Star以上 無期限
JGC Three Star 5年
一般のJMB会員 3年

ここから、影響を受ける人がはっきりします。

今の立場 マイルの期限への影響
JGC Three Star+プレミア 無期限 → 5年になる
JGC Four Star以上+プレミア 変わらない(Starグレードで無期限が残る)
JMBダイヤモンド 変わらない(無期限のまま)
プレミアではないJGC、サファイア、クリスタル 今回の告知の対象外

Three Starの人も、焦る必要はありません。マイルを無期限にする本来の道は、前から3,000LSPのFour Starです。プレミアで無期限にする抜け道が閉じて、本線だけが残った形です。LSPに期限は無いので、急いで積む必要もありません。Starグレードの段差についてはLife Statusポイント1,500の次は3,000で整理しています。

マイル以外に変わるところ

マイルの期限以外にも、2028年度から変わる点があります。

ステータス 変わる点
JMBプレミア サービスセレクションの対象外になる/10,000マイルのボーナスが新設
JMBダイヤモンド 20,000マイルのボーナスが新設/サービスセレクションは残る/空港での空席待ちはダイヤモンドメタルの下の順位になる
ダイヤモンドメタル 空港での空席待ちが最優先に/国際線の航空券取扱手数料の無料は終了

Four Star以上でプレミアを取っている人は、マイルの期限は変わりませんが、サービスセレクションは失います。Three Starでプレミアの人も同じく対象外になります。

得をする人:JGCに入っていない、よく乗る人

逆に得をするのは、JGCに入っていないけれど、年に80,000FOP乗る人です。2027年からは、JGC無しでJMBプレミアに届きます。JALの発表では、ファーストクラスラウンジや優先搭乗、ワンワールドの「エメラルド」といった搭乗時の主なサービスは、変更なしとされています。

ただし、基準には「うちJALグループ便で40,000FOP」「うちJALグループ便40回」が付いています。ワンワールドの他社便の国際線ばかりに乗って80,000FOPに届いても、プレミアにはなりません。半分はJALグループ便、という条件は変わらず残っています。

また、プレミアは単年度のステータスです。達成した翌々年の3月末で切れるので、毎年登り直すことになります。対象のJALカードを持ち続ける限り続くJGCとは、持ち方が違います。

ANAとの違い:設計の向きが逆

同じ時期に、ANAはスーパーフライヤーズカードを年間の決済額300万円でPLUSとLITEに分ける形を、2026年9月の見直しでも残しました。ステータスをカードの使い方に寄せる方向です。

JALは逆に、JGCプレミアをJGC入会、つまりカードの条件から外しました。どちらが正しいという話ではなく、どういうお客さんをどう迎えたいかという、会社の設計の向きの違いです。

自分がどこにいるかを、3つで確かめる

今回の変更で自分に影響があるかどうかは、次の3つが言えれば判断できます。

  1. JGC会員かどうか
  2. Starグレードはどこか(Three StarかFour Star以上か)
  3. 今年はFLY ON ポイントでどの段にいるか(プレミアに届きそうか)

JGCかつThree Starで、毎年プレミアを取っている人だけが、マイルの期限について考える必要があります。適用はまだ先です。

出典

2026年10月1日時点で確認した記載内容です。JAL FLY ON プログラム・Life Statusプログラムは改定されることがあります。最新の内容は必ずJAL公式サイトでご確認ください。