SFC PLUSの300万円に届かないとどうなる|退会にはならず、判定は毎年やり直せます
この記事は2026年9月時点の情報です。 ANAスーパーフライヤーズカードの制度改定は、今後内容が変わる可能性があります。
2028年4月から、ANAスーパーフライヤーズカードは年間の決済額によって2つに分かれます。300万円以上ならSFC PLUS、届かなければSFC LITEです。
では、LITEになったとき実際に何が起きるのか。先に結論を書きます。
退会にはなりません。 カードも会員資格も、そのまま残ります。ANAはこれをFAQで明確に否定しています。変わるのはラウンジで、そのほかのサービスはANAグループ便に乗るかぎりこれまでと同じです。
そして区分判定は毎年実施されます。 1回の判定で永久に決まるものではありません。
変わるのはラウンジ。残るものは3つ
届かなかった場合に何が変わり、何が残るのかを並べます。
| 項目 | LITEになった場合 |
|---|---|
| スーパーフライヤーズ会員の資格 | 無効にならない(退会扱いにならない) |
| ラウンジ | 利用できなくなる |
| 専用カウンターでの優先チェックイン | 残る |
| 優先搭乗 | 残る |
| 手荷物の優先受け取り | 残る |
ANAの文言は「ラウンジはご利用になれませんが、ANAグループ便ご利用時はラウンジ利用以外のこれまで同様のサービスを提供する」というものです。つまり、空港で並ばずに済むという部分は手元に残ります。
なお、ANAはこれらの特典について「ご利用便によりサービス内容が異なります」とも注記しています。便ごとの差までは公表されていません。
他社便では、スターアライアンス・シルバー相当になる
もう1つ、押さえておきたい違いがあります。
スターアライアンス加盟航空会社を利用するときは、スターアライアンス・シルバー資格に準ずるサービスになります。ANAグループ便に乗るときと、他社便に乗るときとで扱いが変わるということです。
国内をANAで飛ぶことが中心の方には影響が小さい一方、海外で他社便を多く使う方はここに差が出ます。自分の搭乗がどちらに寄っているかで、LITEになったときの体感はかなり変わります。
年会費に見合うかどうかは、回数で見る
LITEになる前提で、年会費を払い続けるかどうかを先に決めておくと、このあとの判断が全部やりやすくなります。
数え方は2つです。年に何回ANAグループ便に乗っているか。そのうちラウンジに実際に入っているのは何回か。過去1年分の搭乗履歴を見れば、だいたい出ます。
そこからラウンジの分を引きます。残るのは、専用カウンター、優先搭乗、手荷物の優先受け取りの3つです。これだけで年会費に見合うかどうかを、感覚ではなく回数で見てください。
月に何度も飛ぶ方なら、ラウンジがなくても回数のほうで元が取れている場合があります。逆に年に数回で、そのたびにラウンジで過ごす時間が目的だった方は、価値の中身そのものが変わります。どちらが良い悪いという話ではなく、自分がどちらなのかをはっきりさせる作業です。
見合っていれば、決済額を追わなくても持ち続ける理由があります。見合っていなければ、そこで初めて、合算を本気でやるかどうかの判断になります。
判定は毎年。上がる側も、下がる側も
ここが勘違いされやすいところです。
ANAは「区分判定は毎年実施いたします」と書いています。今年届かなかったから終わり、ではありません。同時に、一度PLUSを取ったら安泰でもありません。 取った側も毎年また判定を受けます。
さらに、新しい制度の内容は、すでにANAスーパーフライヤーズカードを持っている方も含めて、すべての人が対象になります。既存会員だけ従来どおり、という扱いはありません。
この前提に立つと、決済の計画は単年ではなく毎年の形に組み直すことになります。今年は逆立ちしても届かないと分かっているなら、無理に寄せる必要はありません。中途半端に寄せて届かなければ、その努力はその年で終わります。次の判定期間に照準を合わせて、そこから満額を取りにいくほうが確実です。
逆に届きそうな方は、取ったあとの年をどう回すかまで先に決めておいてください。取った翌年に生活を元に戻すと、また落ちます。上がったり下がったりを繰り返さないためには、1年だけ頑張る計画ではなく、毎年続けられる家計の形として組む必要があります。
通知は3月頃、5,000マイルは4月〜5月
判定のあとの流れも公表されています。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 3月頃 | 翌年度のサービス提供内容について、達成した方へメールで連絡予定 |
| 4月〜5月を目途 | SFC PLUS会員特典の5,000マイルを積算 |
判定結果を自分から問い合わせて確認する形ではなく、達成者への連絡が予定されているということです。
いまの決済は、1円も数えられていない
最後に、いつの決済が数えられるのかです。ここを知らないと、今日から頑張っても反映されないという事態になります。
ANAが示している判定期間は、2026年12月16日から2027年12月15日までです。この期間の決済額で判定して、2028年4月から新しい区分でのサービスが始まります。
始まりは2026年12月16日です。ということは、いま財布から出している決済は、この判定には1円も入りません。あわてて寄せ始めても、対象になるのは12月16日以降の分だけです。
判定のサイクルも同じ形で続きます。
| 判定期間 | 適用される時期 |
|---|---|
| 12月16日から翌年12月15日まで | 判定期間が終わったあとの翌年度から |
最初の1回だけ特別な期間が設定されているのではなく、毎年この形で回っていくということです。
自分の当落を測る、3つの数字
新しい条件が出てきたときに当てはめるだけで判断できるよう、いま測っておく数字が3つあります。
- 年間の決済額。 ANAウェブサイトにログインし、「ご利用実績照会」で確認できます。
- ライフタイムマイルの残高。 100万ANAライフタイムマイルに到達していれば、決済額を問われません。同じ画面で見られます。
- いまの自分のステータス。 カードに入る条件そのものは変わらないため、そもそも入れる立場にいるかどうかはここで決まります。
この3つを紙でもメモでも構わないので書き出し、測った日付も一緒に残してください。 決済額は動くので、いつ時点の数字なのかが分からないと次に見返したときに使えません。
書き出してあれば、条件が公表されたその日に当てはめるだけで済みます。そこから調べ始める人より、ひと手前に立っていられます。
自分の条件で判定してみる
年間決済額とステータスから、PLUSとLITEのどちらに入るかを判定できるシミュレーターを用意しています。
300万円をどう作るかは、SFC PLUSの300万円はカード1枚で作らないで整理しています。