CHIKATABI

公開 2026-10-05

SFC LITEでもスターアライアンス・ゴールドを残す4つの道|300万円に届かない人の選択肢

2026年10月時点の情報です。

2028年4月から、ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)は2つの区分に分かれます。年間の決済額が300万円に届かないと、基本的には「SFC LITE」になり、スター アライアンスのステータスはシルバーになります。

ただし、スター アライアンス・ゴールドはSFCにだけ付いてくるものではありません。 ステータスに付いてくるものです。だから入口は1つではなく、少なくとも4つあります。

結論:ゴールドへの入口は4つ

道 条件 ゴールドになる理由
1. 決済300万円 ANAカードとANA Payの年間決済額の合計が300万円以上 SFC PLUSになる
2. 100万ライフタイムマイル ANAグループ便で100万ANAライフタイムマイルに到達 決済額に関係なくSFC PLUSになる
3. 毎年プラチナ 1年間で50,000PP(うち25,000PPはANAグループ便) プラチナはスター アライアンス・ゴールド
4. 他社でゴールド 例:ターキッシュ エアラインズのEliteは直近12か月で40,000ステータスマイル スター アライアンス・ゴールドはどの加盟社で取っても同じゴールド

1〜3はANAの中の道、4はANAの外の道です。4つ目には、ANAのプレミアムポイントやライフタイムマイルとぶつかるという代償があります。詳しくは後半で書きます。

LITEになると、何がシルバーになるのか

スター アライアンスは、ANAが加盟している航空会社のグループです。グループの中ではステータスに「ゴールド」と「シルバー」があり、ゴールドならANA以外の加盟社の便でもラウンジに入れたり、優先搭乗ができたりします。

区分 スター アライアンスのステータス
現在のSFC ゴールド
SFC PLUS(2028年4月から) ゴールド
SFC LITE(2028年4月から) シルバー

ANAの公式ページには、LITEの会員がスター アライアンスの他社便に乗るときはシルバーが適用され、ラウンジ、優先チェックイン、優先搭乗、手荷物の優先受け取りは原則として対象外になると書かれています。

ANAの便に乗るときは、話が別

ここで混同しやすいのが、ANAの便に乗るときの扱いです。

LITEでも、ANAの国内線ラウンジは混雑時を除いて使えます。国際線も、ANAグループの便に乗るなら、羽田・成田・ホノルルのANAラウンジに入れます。ラウンジには事前予約の仕組みが入る予定ですが、その詳細は2027年度中に案内されることになっていて、現時点では決まっていません。

つまり、シルバーで困るのはANA以外の、スター アライアンス加盟社の便に乗るときです。ANAの便だけで動いている人にとっては、この記事の話はそれほど大きな影響がないかもしれません。

もう1つ押さえておきたいのは、300万円に届かなくても退会にはならないことです。翌年度がLITEになるだけで、判定は毎年あります。一度LITEになったらずっとLITE、ということではありません。

まずは、2028年4月以降に乗りそうなANA以外の便を1つ思い浮かべ、その便でラウンジや優先搭乗が本当に必要かを考えてみてください。要らないなら、この先の道を急いで選ぶ必要はありません。

ANAの中の道1・2:SFC PLUSになる

1つ目は、年間の決済額を300万円にする道です。 ANAカードとANA Payで払った金額の合計が300万円を超えればPLUSになり、スター アライアンスはゴールドのままです。最初の判定期間は2026年12月16日から2027年12月15日まで。航空券だけでなく、普段の買い物も対象になります。生活費や仕事の支払いをANAのカードにまとめられる人に向いた道です。

2つ目は、100万ライフタイムマイルです。 ライフタイムマイルは、ANAマイレージクラブに入会してから今までに飛行機で飛んだ距離の合計で、特典に交換するマイルとは別に数えられています。ANAグループ便でこれが100万に届いていれば、決済額に関係なくPLUSになります。

ただし、PLUSに付く「毎年5,000マイル」の特典は、決済額が300万円以上の人だけが対象です。100万ライフタイムマイルでPLUSになっても、決済額が300万円に届いていなければ5,000マイルはもらえません。

PLUSになった理由 スター アライアンス 毎年5,000マイル
決済300万円以上 ゴールド もらえる
100万ライフタイムマイル(決済300万円未満) ゴールド もらえない

自分のライフタイムマイルは、ANAのウェブサイトにログインして「ご利用実績照会」の画面で確認できます。すでに100万が見えている人に向いた道です。

ANAの中の道3:毎年プラチナを取る

3つ目は、SFCとは関係のない道です。 プラチナは、ANAの便によく乗る人がなれる上級会員のステータスで、ANAの公式ページにはプラチナもスーパーフライヤーズ会員と同じくスター アライアンス・ゴールドだと書かれています。SFCがLITEになっても、その年にプラチナであればゴールドです。

条件は、1年間で50,000プレミアムポイント(PP)。そのうち25,000PPは、ANAグループ便で貯める必要があります。PPは、搭乗するたびに貯まるステータス判定用のポイントです。

毎年50,000PPは軽い数字ではありません。年に何回かは長い距離を飛ぶ予定がある人に向いた道です。便ごとのPPの比べ方は、下の「旅そろばん」で計算できます。

ANAの外の道4:他社でゴールドを持つ

スター アライアンス・ゴールドは、グループのどの航空会社で取っても同じゴールドです。ANAのラウンジの入室条件にも「スター アライアンスゴールド会員」とだけ書かれていて、どの航空会社のゴールドかまでは指定されていません。

例として、トルコのターキッシュ エアラインズのマイレージプログラムを挙げます。ここの「Elite」というステータスが、スター アライアンス・ゴールドにあたります。

項目 ターキッシュ エアラインズ Elite
取得条件 直近12か月で40,000ステータスマイル
有効期間 2年間
更新条件(トルコ国外に住む人) 1年目に25,000、または2年間で37,500ステータスマイル
更新した場合 さらに2年延長

ステータスマイルは、ターキッシュがステータスを決めるために数えているマイルです。

4つ目の道の代償:ANAのPPとライフタイムマイルが貯まらない

他社のゴールドの特典を受けたい便では、その航空会社の会員番号で登録して乗ることになります。そして、ANA以外のマイレージに登録した搭乗は、国内線・国際線ともにANAのプレミアムポイントの対象外です。 ライフタイムマイルにも数えられません。マイルもANAではなく、登録した航空会社のほうに貯まります。

つまり4つ目の道は、2つ目(100万ライフタイムマイル)や3つ目(毎年プラチナ)と、便によってはぶつかります。

ANAの便でPPやライフタイムマイルを毎年積み上げていきたい人にとって、この代償は小さくありません。反対に、ANA以外の便に乗ることが多く、ANAでPPを積む予定があまりない人には、選択肢に入ってくる道です。

決める前に、ANA公式サイトの「プレミアムポイントとは」のページを開いてみてください。他社のマイレージに登録した搭乗はプレミアムポイントの対象外、という記載を自分の目で確かめてから選ぶのが確実です。

自分の道を選ぶための3つの数字

どの道が正解というより、自分に一番近い道があるだけです。紙を1枚用意して、次の3つを書き出してみてください。

  1. 1年間の、ANAカードとANA Payの決済額(道1)
  2. 今のライフタイムマイル(道2)
  3. 今年ここまでに貯まったPP(道3)

一番届きそうな道に丸を付け、どれにも丸が付かなければ、4つ目の道とその代償を比べます。2028年4月までは、まだ時間があります。

年間の決済額からPLUSとLITEのどちらに入るかは、シミュレーターで判定できます。

判定シミュレーターを使う

旅そろばん(PP単価計算)を使う

300万円をどう作るかはSFC PLUSの300万円はカード1枚で作らない、届かなかったときの扱いはSFC PLUSの300万円に届かないとどうなるで整理しています。

出典

2026年10月2日時点で確認した記載内容です。SFCの制度やターキッシュ エアラインズのステータス条件は変わることがあります。最新の内容は必ず各社の公式サイトでご確認ください。